WindowsでClaude Codeを入れようとすると、最初に迷うのはコマンドそのものよりも「どの手順を信じればいいのか」だと思います。
少し昔の記事ではWSL前提の説明が多く、別の記事ではnpmで入れる流れが出てきます。今から始めるなら、まずはWindowsネイティブで入れるか、WSL2側で入れるかを分けて考えるほうが迷いません。
この記事では、WindowsでClaude Codeを使い始めるために、PowerShellで入れる手順、WinGetで入れる手順、初回ログイン、よくあるつまずきを順番に整理します。
初めてなら、まずPowerShellでWindowsネイティブ版を入れて、claude --version と claude doctor で確認する流れが分かりやすいです。普段からWSL2で開発している人だけ、WSL側への導入を選ぶと考えてください。
WindowsでClaude Codeを使う前に決めること
最初に決めるのは、Claude Codeをどこで動かすかです。
Windowsには、Windowsそのものの上で動かす方法と、WSL2のLinux環境で動かす方法があります。どちらが正しいというより、ふだんプロジェクトを置いている場所に合わせるのが現実的です。
ネイティブWindowsで使うか、WSLで使うか
Windowsのフォルダ、PowerShell、VS Code、Git for Windowsを中心に作業しているなら、Windowsネイティブで始めるのが自然です。
一方で、普段からUbuntuなどのWSL2上で開発していて、プロジェクトもLinux側に置いているなら、WSL2のターミナルでインストールします。PowerShellに入れたClaude CodeをWSLのプロジェクトで使う、またはその逆をやると、パスやコマンドの見え方で混乱しやすくなります。
Windows側のプロジェクトならWindows側へ、WSL2側のプロジェクトならWSL2側へ入れる。最初はこの分け方だけ覚えておけば十分です。
初心者はPowerShellから始めると迷いにくい
Windowsネイティブで始めるなら、PowerShellを使うのが分かりやすいです。
PowerShellを開いたとき、行頭に PS C:\Users\...> のような表示が出ます。これがCMDだと C:\Users\...> のように PS が付きません。
この違いは小さく見えますが、インストールコマンドではかなり大事です。PowerShell用のコマンドをCMDで実行すると、irm が見つからないというエラーになります。逆に、CMD向けの && をPowerShellで使うと、区切り文字として使えないというエラーになります。
古いnpm手順と混ぜない
検索すると、npmで入れる説明も見つかります。
ただ、Windows初心者が最初に試すなら、PowerShellまたはWinGetのどちらかに絞ったほうが安全です。Node.js、npmのグローバルインストール、PATHの問題が同時に出てくると、Claude Codeの問題なのか、Node.js側の問題なのか切り分けにくくなります。
この記事では、PowerShellとWinGetを中心に進めます。
インストール前に確認するもの
インストール前の確認は、長くありません。
PowerShellを開けること、インターネットに接続できること、必要ならGit for Windowsを入れること。この3つを見ておけば、ほとんどの人は先へ進めます。
PowerShellを開けるか
スタートメニューで「PowerShell」と検索して、Windows PowerShellまたはPowerShellを開きます。
管理者として実行する必要はありません。通常起動で大丈夫です。むしろ最初は、ふだん使うユーザー権限のまま入れて、同じユーザーで claude を起動できるか確認するほうが分かりやすいです。
開いたら、画面の左側に PS が付いているか見ます。
PS C:\Users\YourName>この形ならPowerShellです。
Git for Windowsは必須ではないが、入れておくと便利
Git for Windowsは、WindowsネイティブでClaude Codeを使うときの必須条件ではありません。
入っていない場合でも、Claude CodeはPowerShell側の道具を使ってコマンドを実行できます。Git for Windowsを入れている場合は、Git Bashを使えるため、Bash前提のコマンドを扱いやすくなります。
すでにGitで開発している人、Git Bashを使っている人、既存プロジェクトを触る予定がある人は入れておくと便利です。まだ何も分からない段階なら、先にClaude Codeを入れて、必要になってからGit for Windowsを足しても構いません。
WinGetが使える環境か確認する
WinGetで入れたい場合は、PowerShellで次を実行します。
winget --versionバージョン番号が出れば使えます。エラーになる場合は、無理にWinGetで進めず、PowerShellのインストールコマンドを使うほうが早いです。
PowerShellでClaude Codeをインストールする
まずはPowerShellで入れる方法です。
この方法は、Windowsネイティブで始めたい人に向いています。インストール後は、同じPowerShellから claude コマンドを実行して確認します。
PowerShellを管理者ではなく通常起動する
PowerShellを通常起動します。
管理者権限で実行してしまうと、ふだんのユーザーで claude が見つからない、設定の場所が分かりにくい、といった別の混乱が出ることがあります。最初は通常起動で十分です。
作業前に、PowerShellであることだけ確認します。
$PSVersionTable.PSVersionバージョン情報が出れば、PowerShellで操作できています。
インストールコマンドを実行する
PowerShellに次のコマンドを貼り付けて実行します。
irm https://claude.ai/install.ps1 | iexこのコマンドは、インストール用スクリプトを取得して実行します。途中で確認が出た場合は、表示内容を読んで進めます。
tomoここでCMDを開いていると、irm が認識されないというエラーになります。行頭に PS が付いているか、もう一度見てください。
claudeコマンドで起動確認する
インストールが終わったら、PowerShellを開き直してから確認します。
claude --versionバージョンが表示されれば、コマンドは見えています。
もう少し詳しく確認するなら、次も実行します。
claude doctorここで問題が出た場合は、エラーメッセージをそのまま読まず、どの種類の問題かを分けます。コマンドが見つからないのか、ログインで止まっているのか、ネットワークで止まっているのかで見る場所が変わります。
WinGetでインストールする方法
WinGetでWindowsアプリを管理している人は、WinGetから入れる方法もあります。
PowerShellでのインストールと比べると、Windowsのパッケージ管理に寄せられるのが利点です。一方で、更新はWinGet側の流れに乗るため、手動でアップグレードする意識が必要です。
WinGetコマンドで入れる
PowerShellを開いて、次を実行します。
winget install Anthropic.ClaudeCodeインストールが終わったら、PowerShellを開き直して確認します。
claude --version問題なくバージョンが出れば、導入できています。
PowerShell版との違い
PowerShellのインストールコマンドで入れる方法は、Claude Code側のネイティブインストーラーを使う流れです。
WinGetは、Windowsのパッケージ管理として入れる流れです。チームや自分のPC管理でWinGetを使っているなら、こちらのほうが管理しやすい場合があります。
迷うなら、最初はPowerShellのインストールコマンドで構いません。すでにWinGetでツールをそろえている人だけ、WinGetを選ぶくらいで大丈夫です。
うまく起動しないときに見るポイント
WinGetで入れたあとに claude が見つからない場合は、PowerShellを開き直します。
それでも見つからない場合は、インストールが成功しているか確認します。
winget list Anthropic.ClaudeCode一覧に出るなら、インストール自体はできています。PATHの反映待ちや、開いているターミナルの問題かもしれません。PCを再起動する前に、まずPowerShellを新しく開いて試します。
初回ログインと動作確認
インストールできたら、次は初回ログインです。
ここでいきなり既存プロジェクトを開く必要はありません。空の作業フォルダか、読まれても困らない練習用フォルダで始めると落ち着いて確認できます。
Claudeアカウントでログインする
PowerShellで次を実行します。
claude初回はログインの案内が出ます。ブラウザが開いたら、画面の案内に従ってログインします。
ログイン後にPowerShellへ戻り、Claude Codeの画面が表示されれば準備はできています。
作業用フォルダでclaudeを起動する
Claude Codeは、今いるフォルダを前提に作業します。
たとえば C:\work\sample で試したいなら、PowerShellでそのフォルダに移動してから起動します。
cd C:\work\sampleclaude最初は、重要なファイルがない練習用フォルダで試すのが安全です。いきなり本番プロジェクトの直下で始めると、どのファイルを読ませているのか分かりにくくなります。
最初に試すならREADMEや小さな修正がいい
動作確認では、ファイルを大きく変えない依頼から始めます。
このフォルダの中身を説明してください。まだファイルは編集しないでください。次に、小さなファイルを1つ作って読ませます。
README.md を読んで、内容を3行で要約してください。まだ編集しないでください。ここまでできれば、インストールとログイン、作業フォルダの読み取りは確認できています。
Windowsでつまずきやすいエラー
Windowsの導入でつまずく場所は、だいたい決まっています。
多くはClaude Code本体の問題ではなく、PowerShellとCMDの取り違え、PATHの反映、Git Bashの見つけ方で起きます。
irmが認識されないとき
irm が認識されない場合、CMDを開いている可能性があります。
PowerShellなら、行頭に PS が付きます。
PS C:\Users\YourName>CMDなら、だいたい次のような表示です。
C:\Users\YourName>CMDでPowerShell用のコマンドを実行しても動きません。スタートメニューからPowerShellを開き直して、もう一度実行します。
&&でエラーになるとき
&& でエラーになる場合は、PowerShellでCMD向けのコマンドを実行している可能性があります。
PowerShellで進めるなら、次のコマンドを使います。
irm https://claude.ai/install.ps1 | iexCMD向けのコマンドとPowerShell向けのコマンドは混ぜないほうがいいです。初心者はPowerShellに統一してください。
claudeが見つからないとき
インストール後に claude が見つからない場合は、まずターミナルを開き直します。
それでもだめなら、次の順番で確認します。
- インストール途中でエラーが出ていなかったか
- PowerShellを通常ユーザーで開いているか
- WinGetで入れた場合は
winget list Anthropic.ClaudeCodeに出るか - PCを再起動しても同じか
焦って別の方法で重ねてインストールすると、どの方法で入ったものか分かりにくくなります。まずは今の状態を確認します。
Git BashとPowerShellの違いで混乱したとき
Git for Windowsが入っている環境では、Git Bashも使えます。
ただ、初心者が最初に覚えるべきなのは、Git Bashそのものではありません。Claude CodeをPowerShellで起動しているのか、Git Bashで起動しているのかを混ぜないことです。
WindowsネイティブでPowerShellから始めるなら、最初の確認もPowerShellでそろえます。Git Bashが必要になったら、そのときに追加で考えれば十分です。
インストール手順を短く整理する
ここまでの流れを、選び方ごとに短く整理します。
| 目的 | 使うもの | やること | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| まず試す | PowerShell | irm https://claude.ai/install.ps1 | iexを実行し、claude --versionで確認する | 初めてClaude Codeを触る人 |
| パッケージ管理で入れる | WinGet | winget install Anthropic.ClaudeCodeで入れる | Windowsのアプリ管理をWinGetに寄せている人 |
| Git操作も含めて使う | Git for Windows + PowerShell | Git for Windowsを入れたうえでPowerShellからClaude Codeを使う | 既存プロジェクトでGitも使う人 |
| Linux寄りの環境で使う | WSL2 | WSL2のターミナル内でLinux向けの手順を使う | 普段からWSL2で開発している人 |
表だけ見て決めるなら、最初はPowerShellです。WinGetを普段から使っている人はWinGet、WSL2中心の人はWSL2。これくらいの分け方で構いません。
インストール直後にやらないほうがいいこと
インストールが終わると、すぐ既存プロジェクトで試したくなります。
ただ、最初の数分で大きな変更を任せると、インストール確認なのか、プロジェクト作業なのかが混ざります。まずは読み取りだけ、次に小さい修正、最後に差分確認です。
いきなり大きな既存プロジェクトを丸投げしない
最初の依頼で「このアプリを全部直して」と頼むと、変更範囲が広がります。
導入直後は、Claude Codeがどのフォルダを見ているか、どんなコマンドを提案するか、どのくらいの差分を出すかを確認する段階です。
最初の依頼は、次のくらいで十分です。
このプロジェクトの構成を説明してください。主要なファイルを5つまで挙げてください。まだファイルは編集しないでください。権限の広い操作を確認なしで任せない
ファイル削除、設定変更、依存パッケージの追加、外部サービスへのアクセスは、流れで許可しないほうがいいです。
見慣れないコマンドが出たら、実行前に意味を聞きます。
そのコマンドは何を確認するものですか?ファイルを変更しますか?外部サービスにアクセスしますか?まだ実行しないでください。この確認を挟むだけで、事故の多くは避けやすくなります。
生成された変更を読まずに反映しない
Claude Codeがファイルを編集したら、必ず差分を見ます。
Gitを使っているなら、次のコマンドで確認できます。
git diff見る場所は、頼んだファイルだけ変わっているか、知らないファイルが増えていないか、削除が混ざっていないかです。
インストール直後は、Claude Codeの動作確認とプロジェクトの変更を分けてください。導入確認が終わる前に大きな修正を重ねると、問題が起きたときに原因を追いにくくなります。
まずは小さく使い始める
Claude Codeのインストールは、claude が起動したところで終わりではありません。
そのあとに、どのフォルダで、どんな依頼を、どこまで許可するかを決めるところまでが最初のセットアップです。
新しい空フォルダで試す
本番のプロジェクトで試す前に、空の練習用フォルダを作ります。
mkdir C:\work\claude-testcd C:\work\claude-testclaudeここで、読み取りだけの依頼を試します。
このフォルダでClaude Codeの動作確認をしたいです。今できることを説明してください。まだファイルは作成しないでください。何もないフォルダなら、提案内容を落ち着いて読めます。
既存プロジェクトでは読み取り中心から始める
既存プロジェクトで使うときも、最初は読み取りだけです。
このプロジェクトの構成を説明してください。主要なファイルと、最初に読むべきファイルを教えてください。まだ編集しないでください。この依頼で、Claude Codeがプロジェクトをどう読んでいるか見ます。知らないファイル名や、見覚えのないコマンドが出てきたら、その時点で質問します。
変更前にGitの状態を見る
既存プロジェクトで編集を頼む前に、Gitの状態を確認します。
git statusすでに変更中のファイルがあるなら、Claude Codeに伝えます。
今の作業ツリーには未コミットの変更があります。既存の変更は触らず、README.mdだけ確認してください。まだ編集しないでください。これを言っておくと、自分の作業とClaude Codeの作業が混ざりにくくなります。
導入は手順よりも環境を混ぜないことが大事
WindowsでClaude Codeを入れる作業は、手順だけを見ると短いです。
PowerShellなら、インストールして、claude --version を確認して、claude でログインします。WinGetなら、winget install Anthropic.ClaudeCode で入れて、同じように確認します。
迷いやすいのは、PowerShellとCMD、WindowsネイティブとWSL2、PowerShellインストールとWinGetを途中で混ぜるところです。
最初は、次の流れで十分です。
- Windows側で使うならPowerShellから入れる
- WinGetを普段から使っているならWinGetで入れる
- WSL2で開発しているならWSL2側に入れる
claude --versionとclaude doctorで確認する- 初回は練習用フォルダで読み取りだけ試す
- 既存プロジェクトでは、編集前に
git statusを見る
インストールが終わった直後ほど、できることを増やしたくなります。けれど最初は、環境を混ぜず、小さく動かし、差分を読める範囲で使い始めるほうが安心です。



